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醍醐寺の下醍醐には何度か来ていましたが紅葉の季節には初めて上醍醐の山頂を目指しました。
(写真は紅葉編、桜編が混じっています)
下醍醐より山頂までは1時間程度時間を要するそうですが、あまり何も考えずにスタート。
しばらく歩いて、想像以上の山道だったことに登ったことを後悔しました。
そう言えば、下醍醐で高齢のご夫婦がお寺の関係者の方に「山頂を目指したい」と尋ねられていましたが、お寺の方は京都らしい言い方でやんわりと「止めたほうが良い」と言われていました。
...確かに止められて良かった。
なんとか負けず嫌いな気持ちだけで山頂手前の「醍醐水」まで到着しました。
醍醐寺の始まりとなる、理源大師が地主神・横尾明神に出会った由緒ある場所。醍醐水は飲むことが出来、冷たくて美味しかったです。
山登りで疲れた身体に頂いた水は本当に命の水でした。
そこからまもなく如意輪堂や開山堂がある山頂へ到着。
とても趣のある建物ばかりなのと少しひんやりした山道なので気持ちも安らぎました。
山頂からは見事な眺めで山登りの常連さんからは「大阪市内も見えるよ」と教えてもらいました。
頑張れる方は是非、上醍醐の山頂まで頑張ってみてください!
【下醍醐】
1)金堂(国宝)・2)五重塔(国宝)・3)仁王門・4)総門・5)清龍宮本殿(重文)・6)不動堂・7)祖師堂・8)観音堂・9)弁天堂・10)女人堂
【上醍醐】
11)清龍宮本殿・12)醍醐水・13)薬師堂・14)五大堂・15)如意輪堂 ・16)開山堂
【三宝院】
17)唐門
[醍醐寺パンフレットより]
真言宗醍醐派の総本山。
醍醐寺は貞観16(874)年に弘法大師の孫弟子、理源大師・聖宝が創建した。山岳信仰の霊山であった笠取山(醍醐山)に登った聖宝は、白髪の老翁の姿で現れた地主神・横尾明神より、こんこんと水(醍醐水)が湧き出るこの山を譲り受け、准胝・如意輪の両観音を刻み、山上に祀った。それが醍醐寺の始まりである。
開創後、醍醐・朱雀・村上の三代にわたる天皇の深い帰依によって山上に薬師堂、五大堂、山下に釈迦堂、法華三昧堂、五重塔などが次々に建立され、山上山下にまたがる大伽羅が完成した。通称、山上を上醍醐、山下を下醍醐と呼んでいる。
しかし、長い歴史のなかで何度も火災にあい、応仁・文明の乱では五重塔を残して下醍醐は消失、上醍醐も荒廃。
ながらく復興に至らずいたが慶長3(1598)年の春、豊臣秀吉が開いた「醍醐の花見」を契機に秀吉と秀頼によって金堂や三宝院、また、山上では開山堂や如意輪堂などが再建された。
江戸時代に入ると、醍醐寺歴代座主が居住する三宝院が、幕府より当山派修験の本山であると明確に位置づけられた。そのことにより、山への信仰が高まり、一時衰退していた修験道も再び活気を取り戻していった。
明治維新後の「神仏分離令」や「修験道廃止令」などの数々の法難で大打撃を受けたが、歴代座主の尽力により、開山以来、醍醐の教えは燈し続けられ現在に至っている。
・開門時間 | 午前9時~午後5時まで(詳細はこちら) |
・拝観料 | 詳細はこちら |
・最寄り駅 | 京都市営地下鉄 東西線「醍醐寺」より徒歩13分/京阪バス「醍醐寺」「醍醐寺前」より徒歩すぐ |
・url | https://www.daigoji.or.jp/ |
・地図 | https://goo.gl/WT8M9z |