伏見連続講座 伏見の歴史「秀吉の見た伏見の景観」指月城・伏見城・宇治川・巨椋池
と題された講座に行きました。
伏見の城の歴史や元々、徳川家康の向島屋敷として始まった「向島城」(別名:四谷城)の話、秀吉の河川土木工事(槙島堤・小倉堤・淀堤など)や伏見城と向島城を結ぶ豊後橋(現 観月橋)等についてのお話でした。
あまり今に伝わる史跡が少ない伏見城ですが、城下町として栄えた町には武家屋敷に起源を持つ町名(桃山町正宗・桃山町治部少丸など)や町人町の町名(小豆屋町・石屋町・魚屋町・帯屋町など)が多く残っています。
今回のお話で印象に残ったのは、指月城(伏見の城の1期、2期目)が、天守や櫓を移築しているとはいえ9ヶ月程で完成しています。
書き物には25万人の職人が集められたとありますし、その他の話では、秀吉が家臣に向島堤に桜3180本を4日で植えさせる等(すぐに花見をしたいから苗木ではありません)今ではとても考えられない内容です。
仰せつかった武将や実際に作業する職人さん達はたまったものではありませんね。